第36話 by 多香美じかん
下半身丸出しの姿で、悟が椅子に座っている。 大きく広げた股の間には、素っ裸で首輪をつけられた 由利子がひざまづいている。
悟の熱い肉棒や玉袋に、舌の奉仕をさせられているのだ。 その足元には由利子の母親・静江が、四つん這いを低く かがめ、悟の足を舐めさすっている。
もちろん、静江も由利子と同様、素っ裸で首輪をはめられ ている。
白川母娘がここへ監禁されて数週間が過ぎていた。 由利子と静江は、日夜、悟たちの厳しい調教を受け、 心も体も屈服しかけている。
毎日のように悟に犯され、道代にスパンキングの仕置きを され、週末には名古屋からやってくる宇田川の慰みものに なり、誇り高い自尊心は崩壊し、神経は麻痺しかけている。
「歯を当てるな、と言っただろ! この下手糞め!」
悟はそう怒鳴ると、肉棒を咥えこんでいた由利子の髪をつ かみ、頬をはった。
「ご、ごめんなさいっ!」
「お仕置きだ!俺の膝へ来い!」
由利子はすすり泣きながら悟の命令に従う。 静江はそんな由利子には目もくれず、ひたすら悟の足に舌 を這わせている。以前の静江なら娘をかばい、 由利子を許して、と悟に哀願したものだったが、牝犬奴隷 と化した今では、そんな行為はかけらも無かった。 由利子の豊満な臀部に、悟が平手のスパンキングを開始した。
ピシッ!
「ひっ!」
ピシッ!
「ああっ、許してっ!」
ピシッ!
「ううっ!」
「ご主人様の大切なものに歯を立てて、
許されると思ってるのか!」
ピシッ!
「あうっ!」
ピシッ! ピシッ!
「ああーっ、許して、許して下さいっ!」
その様子を少し離れた所で痛快そうに見物している道代は、 携帯電話で宇田川と話していた。
今日は金曜日で、宇田川は仕事を終え帰宅し、このアジト へ向かっていた。
「今、お嬢様が、フェラチオが上手くないという理由で
悟にお仕置きされてるところよ。」
「ハハハ、そりゃあ愉快だ。」
「それにしても、お嬢様も奥様もまるで別人だわ。
威張りちらして私をこき使っていたかつての主人の面影 は無いわね。立派な犬だわ。」
「徹底的にやっつけたからな。
やっぱり、浣腸が一番効いたんじゃないかな。」
「そうね。あればっかりは、いくら美人でも
臭くて大変だったけど、屈服・服従させるには一番の お仕置きだったわね。」
「ざまあみろですよ。」
「宇田川さん、
そういえば、今週はちょっと手加減してあげてね。」
「え?」
「奥様もお嬢様も、先週末からずっと、
あそこが痛い、って泣いてるわよ。」
「ハハハ、確か、この前の週末は、
奥様には二晩連続で3発ぶちかましてやったな。 由利子には・・・、土曜が2発と口の中で1発。 日曜は・・・えーっと、何発やったかな?」
「まさに絶倫ね。」
「相手があの二人ならいくらでもやれるよ。」
「それにしても、
あそこが擦り切れるまでやらなくても・・・。」
「松下君と違って、俺は土日に集中して楽しまなくちゃ
ならないからね。」
「もう、[白川由利子攻略]という目的は果せたのだから、
会社なんか辞めて帰ってくればいいのに・・・。」
「それもそうですね。」
道代とそんな事を話しながら、アジトへのやってくる 宇田川。
だが、そんな彼を、名古屋のアパートからそっと尾行して きた者がいた。京一郎と糸崎だ。
宇田川はそんな事は夢にも思わず、道代との会話を楽し んでいる。
「じゃあ、今週はお尻の穴でやってやりますか?
明日1日かけて、浣腸やガラス棒やアナル拡大器で 二人の肛門を広げて、明後日はたっぷりと・・・・・。」
「おもしろいわね。
でも、奥様もお嬢様も、アナルセックスなんて きっと経験がないでしょうから、
そんな事されたら気絶しちゃうんじゃないかしら?」
道代は高らかに笑い声をあげた。
お仕置きが済んだ由利子と、舌の奉仕が済んだ静江が、 悟に首輪の鎖を引かれ、四つん這いで檻の中に入れられて ゆく。
この檻は、道代がペットショップから中古で買ったものだ った。由利子と静江はその檻の中で眠るのだ。 檻に放り込まれた由利子と静江は抱き合って泣いている。
悟に叩かれた臀部を真っ赤に腫らしながら、由利子は母親 の胸に顔をうずめている。
「いいか、由利子、今度、歯を当てたら、
尻叩きでは済まさんぞ。」
檻の鍵を締めながら、悟は檻の中を覗き込んで、そう言っ た。由利子はすすり泣くばかりで、静江の胸から顔をあげ ない。
「わかったか!?」
悟が大声を出し、その鉄の檻を青竹でガンと叩くと、 由利子は飛び上がるようにして怯えきり、
「は、はいっ!」
と返事をするのだった。
その夜も、由利子と静江の泣き声は、悟や道代の耳を心地よく 撫でてゆくのだった。
つづく