放 課 後
by
Crystal
夏休み前の放課後の教室で、私は、有川先生を待っています。開け放たれた窓の
外から、テニス部の練習の声とボールを打つ音が微かに聞こえます。
私たちの学校は、都内でも十本の指に入る女子の進学校です。特に、先生方の個
人指導を受けられる『特別指導生徒』に選ばれると、六大学はもとより、京大、
御茶大でも確実に合格します。私は、この一学期の数学の成績が認められ、卒業
までの一年半の間、有川先生の数学の個人指導を受けるられる事になりました。
私の第一志望は東大の理科T類ですが、これで、ほぼ90%合格可能となりまし
た。何故って、有川先生は、すごい先生なんですよ。先生は高校在学中、数学オ
リンピックで金メダルを取って、カルフォル二ア州立大学バークレイ校に留学さ
れたのです。噂によると、21歳でphDを取得されたそうです。
ところで、私たちの高校の補習授業では、知識や能力よりも『先生に従順である
事』が一番に要求されます。そのため、最初の補習授業では、誰でも必ず、お尻
へ12回のパドル打ちの儀式を受けます。そして、先生への絶対服従を身を持って
習い、憶えるのです。また、個人指導中も、少しでも気を抜くと、どんな優等生
でもお尻に笞で体罰をうけます。そんな時は私たちは、恥ずかしさを我慢して、
進んで先生にお尻をつき出し、自分でスカートを上げ、パンティーを下げて、む
き出しのお尻に笞をお願いしなくてはなりません。こんな時、先生方は『お尻だ
から…』と安心してか、容赦無く私たちのお尻に強い笞を振り下ろされます。
(校則では補習授業は正規の教育活動では無いので、体罰は禁止されていませ
ん。実のところ、本校の保護者の75%は子供への体罰を望んでいるのですが、
体罰が学校教育法によって禁止されている事も知っています。『先生方も、日頃
の授業のストレスを私たち優等生のお尻を笞打つ事で解消してるのよ。』と、今
年の春、K大学の医学部に合格した田野倉朋子先輩が言ってました。私が言うの
も変ですが、本校の優等生はみんなかわいい子ばかりです。)
この様に厳しい個人指導ですが、実際、私たちハイティーンの女の子は、少し物
が分かると生意気になって先生のおっしゃる事を聞かなくなったり、先生の目が
届かないと思うとすぐに怠けたりします。こんな私たちには、一ヶ月に一回位、
お尻に痛いお仕置きが必要なのです。だから、私はこの体罰に大賛成です。で
も、きっと、こんな事を言っている私のお尻も、すぐに笞で赤くされる事でしょ
う。
廊下に、有川先生の軽い靴音が聞こえてきました。そして、教室の前の戸が、ガ
ラガラと開きました。教室に入ってこられた有川先生の右手には、30cm位の長
さの分厚いパドルが握られていました。有川先生は、いつもの優しい声で、
「こんにちは、小山さん。あなたの期末考査の答案はすばらしかったわ。」
「ありがとうございます。先生。」
私は、先生に直接誉められ、少し恥ずかしくなりました。有川先生は少しお顔を
厳しくされて、
「今日からあなたの個人指導を行います。先生は、あなたのその素直な気持ち
が、いつまでも長く続く事を期待しているわ。それでは、第一回目のLessonを始
めます。どんなLessonか、あなたも先輩から聞いているでしょう。」
「はい。」
「『従順への試練』って言う事。いいかな。小山さん。その椅子の背に体を乗せ
て。そうそう。両手でしっかり椅子を掴んでいるのよ。もう少しお尻を突き出し
て。いいわよ。悪いけど、小山さん。これは小学生用のパドルじゃないから、重
くてとても痛いわよ。」
有川先生は、既に白のパンティーが少し覗いている私のミニの制服のスカート
を、背中の方に捲り上げ、ビキニのパンティーを膝のところまで下げました。
「今から12回のパドル打ちを始めます。しっかり声を出して、お尻打ちを数えな
さい。あなたが、12回を数えてしまうまでお尻打ちは終わらないのよ。心の準備
はいいかしら。始めます。」
「バシッ。」「あっ。いち。」
最初のパドル打ちは、飛び上がるほどの痛みでした。有川先生は、10秒間隔
で、パドルを打ち下ろされます。
「バシッ。」「に。」
「バシッ。」「さん。」
「バシッ。」「し。」
パドル打ちの大きな音が、放課後の静寂を破り、教室じゅうに響き渡ります。廊
下で、誰かがこの音を聞いていたら恥ずかしい。だって、お尻を打たれているっ
てすぐに分かちゃう。
「バシッ。」「あっ。」
「バシッ。」「あっ。」
「バシッ。」「あっ。」
「バシッ。」「あっ。」
パドルの痛みが、お尻にジンジンしみて来ます。『数えないと、永遠にお仕置き
は終わらないわ。』と、私は気力を振り絞って、パドルの痛みを数え始めまし
た。
「バシッ。」「あっ。ご。」
「バシッ。」「あっ。ろく。」
「バシッ。」「あっ。しち。」
「バシッ。」「あっ。はち。」
段々お尻の感覚が鈍くなって来ます。きっと私のお尻は赤黒く腫れ上がっている
事でしょう。そして、有川先生のパドルに合わせて、私の体は淫らに前後に動い
てしまいます。有川先生は、厳しい口調で、
「小山さん。素直に、お尻を突き出しなさい。」
「はい。先生。」
「バシッ。」「く。」
「バシッ。」「じゅう。」
「バシッ。」「じゅういち。わーん。」
「バシッ。」「わーん。」
「バシッ。」「わーん。」
「バシッ。」「じゅうに。」
やっと、パドルの厳しいお仕置きが終わりました。私のブラウスは、汗で濡れて
しまいました。体を起こし、パンティーを注意深く上げて、スカートの裾を直し
ました。すぐにでも、ズキズキする腫れたお尻を摩りたかったのですが、有川先
生の前では、はしたなくて、我慢しました。そして、涙の鼻水をすすりながら、
「厳しいお仕置きをありがとうございました。」
とお礼を言い、有川先生に素直について行こうと心に誓いました。すると、有川
先生は、私をそっと抱いて下さいました。有川先生の甘い香水の香りが、私を幸
福にしてくれました。(完)