★今回の懇親会でも、第四回同様、最初のお話の時間には切腹実地指導に関連した自己紹介をしていただけたらと思います。以下、第四回のご案内からの再録となります。桐の会、早乙女宏美、風俗資料館、そして参加してくださる皆さまで楽しいひとときを過ごせますよう、いま一度お読みください。

【切腹実地指導および歓談テーマについて】
　生徒役の女性は一般の方です。信頼のできる真摯な愛好家の方だけが集まった、完全に閉鎖的な会だからこそ、お互いに安心してじっくり取り組んでみたいと思います。
　弊館の資料の中には、随分前に早乙女さんが風俗資料館で同じようなことをされたときの映像が残されています。それこそ刀の持ち方、角度、三宝の使い方、懐紙の巻き方、姿勢、手順、呼吸やスピード、その動作の意味や、そこへ向かう心持ちに至るまで、皆様が（いい意味で）非常に口うるさく細かく丁寧に指導してくれています。早乙女さんも何度も熱心にやり直しをしたりして、その場に集まった皆の熱い思いが伝わってくる貴重な映像です（今回の懇親会では早乙女さんは先生役です。もしかしたら模範演技があるかもしれませんが、基本的には皆様とともに女性の指導に専念する予定です）。
　この企画に連動し、懇親会の最初のお話の時間には、実地指導に関連した自己紹介をしていただけたらと思います。ご自分がお好きな切腹の型や衣装や設定など。実地指導の時間に教えてみたい型を自由に語っていただきます。武家の奥方による覚悟の切腹、戦い破れて城を追われた女剣士の立ち腹など、その背景だからこその型や思い入れまで、是非、生徒役の女性に語ってさしあげてください（単なるマニュアルとしての手順ではなく、やはり様々な意味やドラマも心に入れてもらいたいと思います）。そして、そこで挙げられた様々な希望を早乙女さんと桐の会会長Ｔ氏で検討し、数パターンみっちりと講習会形式で行っていきます。これまでのように映像や演技を鑑賞するのではなく、皆様で作り上げる参加型の練習ライブ――あたたかな春の一日、静かな図書館の中での真面目な切腹授業を是非お楽しみください。

★これまで開催いたしました懇親会同様、当会にご参加いただけるのは女性切腹の愛好家の方のみです。誠に勝手ながら、参加者は「桐の会」会員の方、あるいは「風俗資料館」会員の方、あるいは「切腹之書」愛読者の方のみに限定させていただきます。愛好家でない方のご参加は一切お断りいたします。極々内輪の懇親会ですので取材も一切お受けいたしません。悪しからずご了承ください。