現代の責め絵師・鏡堂みやび氏の個展が銀座ヴァニラ画廊にて開催されます。 1970年代後半から1980年半ばにかけて日本を代表するSM雑誌であった「SMクラブ」の編集長をつとめ、縄師としても圧倒的な技術を誇る鏡堂氏は、同時にリアリズムを追求した凄絶な責め絵を描く責め絵師の顔も持つ、鬼才中の鬼才です。 鏡堂氏は、「奇譚クラブ」の編集長であり責め絵師としても名高い喜多玲子氏の最後の弟子でもあります。伊藤晴雨氏から現代にまで脈々と流れる責めの真髄を受け継ぐ鏡堂氏にのみ表現することのできる迫真の緊縛図絵。絖やかな肉にぎりぎりと喰い込む残酷な縄、噴出す汗、苦痛に歪む女の表情・・・今にも押し殺す呻き声が聞こえそうな鬼気迫る作品は、被虐美に溢れ、見る者を圧倒します。 今回の個展は、これまで日本国内だけでなく海外でも高い評価を得て密かに好事家たちの間で取引されてきた幻の責め絵を実際に生でご覧いただける大変貴重な機会です。 魂を震撼させる責め絵の真髄に是非触れていただきたいと思います。 会場では『鏡堂みやび豪華画集』(三和出版発行/限定150部/価格:31,500円)もご購入いただけます。
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鏡堂みやび |
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