第13話 by 多香美じかん
「ケツを出せ、って言ってるンだよ!」
ただひれ伏して泣き続けるだけで、命令を聞こうとしない
由梨子と静江に、宇田川と悟は襲いかかった。
宇田川に腰を抱かれて、たちまち悲鳴をあげ、暴れ出す由梨子。
「いやっ!放してっ!
もう、あんな事はいやっ!やめてーっ!」
「馬鹿か、お前は。
お仕置きされに自分からここへ来たんだろう。
今更、何を言ってる?」
静江の方は、もうすべて諦めているらしく、悟に腰を抱
えられても暴れたりはしなかった。
「お母様はずいぶん、聞き分けがいいですねェ。
由梨子さんも少しは見習ったらどうです?」
静江とは正反対に、必死でもがき、宇田川の手から逃れ
ようとる由梨子。
「仕方が無い。
松下、由梨子をいったん柱に縛り付けるから
縄を持って来てくれ!」
「はい。
じゃあ、お母様、
ここでおとなしくしているンですよ、いいですね。」
悟はそう言って、すすり泣く静江の両型をポンと叩き、
立ち上がった。
カウンターの中へ飛び込み、縄の束を取出す。
宇田川に無理矢理立ち上らされる由梨子。
両腕を背中にねじ上げられる。
「いやっ、やめてっ!」
宇田川は柱の所まで、必死に抵抗する由梨子を引きたて
ていき、
由梨子の背中を柱に押し付け、悟と二人がかりで縛り付
けてゆく。
「いやーっ!」
後ろ手のまま柱に縛り付けられ、身動き出来なくなる由梨子。
「そこで、お母様がお仕置きされる所を
見物してるがいい。
お母様のお仕置きが済み次第、お前のお仕置きにとりかかる。
言っておくが、逆らった分、お仕置きはきつくなるからな。
覚悟しておけ!」
宇田川はそう言って、由梨子の鼻先を指ではじくと、悟とともに
静江のところへ歩み寄った。
静江はもう生きた心地もなく、ブルブルと震えている。
「さァ、お母様、お仕置きですよ。
四つん這いになって下さい。
聞き分けの無い娘に、どうやってお仕置きを受け
たらいいか、教えてあげましょうね。
さ、はやく、四つん這いになって。」
静江はすすり上げながら、おずおずと言われた通りの姿勢になり、
悟に腰を抱えられる。
「よしよし、いい子だ、いい子だ。」
宇田川はそう言いながら、ジッパーをさげ、スーツスカ
ートを静江の足から抜き取る。
「ああっ!」
悲鳴とともに、肉付きの立派な大きな臀部が現われる。
熟した女ならではの、匂うような色気が部屋中に漂い始める。
宇田川はパンストとパンティーを一気に引き下げる。
「ひーっ!」
柔らかいつきたての餅のかたまりのような、真っ白なお尻が
露出する。
「これこれ、奥様、これから真っ赤にはれ上がるまで
このお尻をぶちのめされるというのに、
剥き身にされたぐらいで、そんなにうろたえて
どうするんですか?」
そう笑いながら宇田川が、静江の膝を浮かせてパンスト
とパンティーを抜き取ると、四つん這いの静江は下半身
丸出しの状態になる。
静江の突き上げたお尻は、純白のジャケットが濁って見
えるほど、透き通るように白く、美しかった。
「さァ、静江をお仕置きして下さい、って言ってごらん。」
宇田川は面白そうに静江の豊臀を見つめながら
そう言った。
シクシクとすすり泣くだけの静江。
「あれれ?言う事が聞けないのかなァ?
さ、いい子だから言われた通り、悟君にお願いしなさい。
素直じゃない子は自分が損するだけですよ。」
宇田川がそう言いながら、静江の丸い臀部をパチンと軽
く平手打ちした。
「さァ、奥様。」
すると静江はすすりあげながら、消え入るように瞳を閉
じて、
「静、静江をお仕置きして下さい。」
と言うのだった。
「もっと、大きな声で、
あの聞き分けの無い娘さんに聞こえるように!」
静江は絶えられず大泣きし始める。
「誰が泣けと言った!?
ちゃんと挨拶するんだ!なめてると承知しないぞ!」
静江は必死に泣くのを堪えながら、半ば自棄気味に、
「静江にお仕置きして下さいっ!」
と大きな声で言い切るのだった。
柱に立ったまま縛り付けられている由梨子は、そんな母
親のみじめな姿に目を向ける勇気はなく、顔を伏せて目
を閉じ、涙を流している。
悟は、静江の仇っぽい双臀を優しく撫でながら、
「それでは、お望み通り、お仕置きしてあげますね。」
と言って、その手を振上げた。