第30話 by 多香美じかん
「早速ですが、奥様、社長に手紙を書いて下さい。」
静江を吊りから解放した悟は、床の上にひれ伏して泣いて
いる静江の肩をそっと抱き、小刻みに震える耳元に、そう
囁いた。
そして抱きかかえるようにして強引に立ち上らせ、椅子に
座らせる。その前のテーブルの上には、便箋とボールペン
が置いてあった。
「さァ、書いて下さい、奥様。」
静江はテーブルの上に顔を伏せ、泣き続けるだけだ。
「宇田川さん、このペットは躾のし甲斐がありますよ。
こちらの言う事全然聞きませんからね。」
悟がそう言うと、
静江はさらに激しく泣きじゃくりだした。
悟はわざとらしい溜息をつきながら、
「仕方が無いですねェ。
宇田川さん、奥様が素直に手紙を書く気になるまで、
由梨子さんを痛めつけてやって下さいよ。
それが奥様には一番よく効く薬ですから。」
と言った。
宇田川が吹出す。
「無理だよ(Iyぢ松下。
昨夜からほとんどぶっ通しで叩いてたから、
もう限界だよ、由梨子は。
これ以上ケツひっぱたいたら血が吹出しちゃうぜ。
見てみろよ、この真っ赤なケツ。」
「尻叩きだけがお仕置きじゃないでしょう。」
「え?」
宇田川は悟に言われ、改めて由梨子を見た。
テーブルに乳房やお腹を密着させ、グルグル巻きに縛りつ
けられ、よく引き締まって弾力性のありそうな豊かな臀部
は、異常なまでに真っ赤にはれ上がり、あの誇り高い美し
さは木っ端微塵に打ち砕かれ、ただひたすら、泣き崩れて
いる哀れな姿だった。
宇田川はその痛痛しい真っ赤な臀部を凝視した。そして、
それを縦にえぐった悩ましい溝の奥に、暗く秘密っぽくそ
の姿をのぞかせている菊花の蕾が目にとまった。
宇田川はまるで桃の実でも割り開くかのように、両手で由
梨子の尻肉を左右に広げた。
「尻叩きだけがお仕置きじゃない・・・か。
そういえば、
由梨子には浣腸しようとした事もあったな。
ふふふ、可愛いアヌスしやがって。」
宇田川がそうつぶやくと、由梨子は、毛穴から血が吹き出
るような屈辱に、キリキリと奥歯を噛み締めた。
胸の内を口惜し涙で充満させながら、
「い、いやっ!そんな所見ないで!」
と、言うのが精一杯で、あとは、恐怖と哀しみと恥辱の嵐
に言葉を発する事が出来ない。ただ泣き続けるだけである。
宇田川は由梨子の泣き声を痛快そうに聞きながら、
人差し指をしゃぶると、それを由梨子の菊花の蕾に触れさ
せた。
「いやっ!」
宇田川は唾液のたっぷりついたその指先を巧みに使って、
由梨子の、その、双臀の内側の隠微な菊座をまさぐり始めた。
「や、やめてっ!そ、そんな所を触わらないでっ!」
「糸崎にはこんな事してもらった事ないだろう?
ウンチの出る穴だからな。
でも、俺は由梨子を糸崎以上に愛しているから、平気
さ。こんな所も可愛がってやれるのさ。」
宇田川はそう言って、その卑らしい指先を一気に突き刺さ
した。
「ああーっ!」
由梨子のけたたましい悲鳴に静江が顔をあげる。
そして、そのあまりにむごい娘の姿に、心臓が止まるくら
いの衝撃をうけるのだった。
宇田川が指先を更に深く咥え込ませ、入念に愛撫をし始め
ている。
由梨子は、いやっいやっ、と昂ぶった悲鳴をあげ、そのお
ぞましい指から逃れようと必死で体をよじらせようとする
が、縛りつけられていてはどうしようもない。
宇田川は指先をゆるやかに操作させ、由梨子を責める。
肛門を嬲られるなど、由梨子にとっては想像もした事がな
い事で、そのショックは、電流が貫いたように由梨子の全
身を激しく痙攣させ、鋭くうめかせた。
「い、いやっ、やめてっ!お願いっ、いやっ!」
宇田川は指先を動かしながら、由梨子の真っ赤な臀肉に頬
擦りをした。
笑窪のように愛くるしい由梨子の菊の蕾は、無残にも宇田
川の太い指を咥えて、弾けたように開花していた。
真っ赤にはれ上がった臀部と、テニスで鍛えたたくましさ
と妖しい官能味とをあわせ持つ乳色の太腿は、その汚辱に
激痛を訴えるかのようにブルブルと痙攣している。
「た、たすけてーっ!お母様っ!」
「由、由梨子っ!」
宇田川は指先を出したり入れたりし始めた。
「うぎゃあーっ!」
鼓膜が破れそうなほどの大声をあげる由梨子。
静江はたまらず、
「お(Iyぢお願いです、
由梨子にあんな事をするのはやめて下さい!」
と、悟におろおろとした表情で訴えるのだった。
「由梨子さんを救ってほしかったら、
ちゃんと社長に手紙を書いて下さい。」
「書、書きますわ!
主人に手紙を書きますから、由梨子を許してっ!」
「よぉーし。」
悟はボールペンを静江に握らせると、由梨子の肛門責めに
夢中な宇田川に、
「奥様が手紙を書くそうです!」
と声をかけた。
「なんだい、もう降参しちまったのか。
相変わらず、腰抜け社長夫人だな。
これからもっともっと由梨子を
泣かしてやろうと思ったのに・・・。」
宇田川はつまらなさそうに、由梨子から指を引き抜いた。
由梨子はのけぞるようにもがいていた体をガックリとさせ、
さらに激しく泣き崩れた。
「さァ、書け。」
悟は静江の綺麗な桃色の乳首を指ではじいて、そう言った。
「な、なんて書けば、・・・いいのですか?」
静江はすすり上げながら、悟に聞いた。
悟が内容を指示すると、静江はまた泣き出し、許しを乞い
始めたが、髪をしごかれ、頬を打たれ、乳首をつねられ、
由梨子を責めるぞと脅され、ついに最後までその手紙を書
き上げさせられるのだった。