【ジャクソン家の人々(その2)】Crystal
ミシェルの予想に反して、私のお尻は次の3日間、お
仕置きを受けずに済みました。
私たち語学研修生は、月曜日から金曜日の午前中は、語
学研修の学校に通い、午後は各ホームステイ先で自由に
過ごせました。
ある日の午後、ミシェルから、写真アルバムを見せても
らいました。学校生活のスナップ写真を見ると、皆んな
かわいい子ばかりです。金髪の髪と白い肌に、制服のグ
リーンのカーデガンとグリーン系のタータンチェックの
スカートが良く似合っています。ミシェルは、その中で
もクラスメイトで一番の美人の子を教えてくれました。
ミシェルが指差した女の子は、髪は肩くらいの長さで金
髪、小造りな顔だけど目鼻立ちがはっきりしていて特に
口元に気品がある、スレンダーな子でした。
「この子、デボラ・マッコーミックと言うんだけど、私
の親友の一人よ。笑った顔が、かわいいでしょう。お父
さんは銀行の頭取で、彼女は、お金持ちのお嬢さんな
の。そして、学年でフランス語が一番できるの。だか
ら、口の悪い子は、彼女のことを『フランス人形』と呼
んだりするのよ。クラスの級長をしていて、勿論、先生
から叱られたことなど一度もないわ。私と違って、いつ
も褒められてばかり。」
「へー。」
と、感心してると。
「でもね、彼女もお家では、大体、2週間に一度くら
い、それも必ず日曜日に、お尻を籐鞭で打たれてるの
よ。このことは私だけでなく、クラスの女の子の全員が
知ってるの。」
「どうして、女の子の皆んなが知ってるの。」
「私たちの学校では、月曜日の1時間目が体育の授業な
の。ロッカールームでトレーニングウエアに着替えてる
とき、パンティーの上から、彼女のお尻に残った真っ赤
な新しい籐笞の痕を良く見るのよ。それも、いつも12回
以上打たれているわ。あなたも籐笞で一度打たれたら良
くわかると思うけど、お尻に焼け火箸を当てられたよう
な痛みなのよ。デボラは、よくあのお尻で、堅い椅子に
座って授業を受けていられるわ。」
「へー、そう。」
その時は、訳もわからず空返事をしました。
「彼女から、よくお仕置きの話を聞かされるけど、お母
様がとても厳しいらしいの。『お仕置きの時は、今でも
自分でパンティーを膝までおろしてソファーにうつ伏せ
にならなければならないの。』と、デボラは恥ずかしそ
うに目を伏せて言ってたわ。」
「15歳でも、パンティーを下げられるの?」
と、私は驚いて聞くと、
「私たち、もう子供じゃないから、ほとんどのお友達
は、パンティーの上からお尻を叩かれているんだけど。
デボラだけは違うみたいよ。」
私は、お金持ちの綺麗なお嬢さんが、剥き出しのお尻を
笞で打たれているなんて、なんだか悲劇のヒロインみた
いに感じました。
それから、ミシェルは、一人の背の高いメガネをかけた
男の子を指差して、
「この子がボーイフレンドの、ジャック。クリケットの
ボーラーなの。彼のスピンボールは、すごいのよ。」
なかなかのハンサムボーイです。それに、頭がよさそ
う。理科系の感じがしました。
「ミシェエル、あなたは将来、ジャックと結婚するの
?」
私は、ついつい、日本人特有の愚問を言ってしまいまし
た。ミシェルは、冷静に、
「今からじっくり、彼を観察するの。セックスは、大学
を卒業する頃でいいと思うの。ママがね、『セックスに
深入りすると、人生が狭くなる。』って言ってたわ。そ
れから、男と女の関係は、セックスだけではないと思う
の。男は、どんな型かは人によって違うけれど、絶対、
女を支配したがっているのよ。」
と、講義を始めました。
「ミシェル、あなた、心理学者になったら。」
と、冷やかすと、
「私は真剣に言っているの。まり子、あまりふざけたこ
と言っていると、パドルでお仕置きだよ。」
「わかった、わかった。ミシェル先生、話を続けて。」
「この前、まり子にお話したと思うけど、私、ジャック
に数学を習っているの。私も数学には興味があって、大
学で数学を勉強しようと思っている位得意なんだけれ
ど。だから、この学校の学生で私の数学の家庭教師にな
れるのはジャックだけなの。ジャックのレッスンは、毎
週金曜日の夕方の1時間だけ。でも、内容は変化に富ん
でいて興味深いのよ。彼の問題に対するアプローチは、
特別なの。そして、レッスンの後で30分間の反省の時
間。この時にお尻をぶたれるの。学校の週間テストでの
減点1点につきお尻打ち2回、又は、ジャックの指定した
宿題を怠けたら、12回から24回のお尻打ち。そう言うお
約束なの。私はね、週間テストで満点だった時は、宿題
を怠けることにしているの。失敗よりも怠けた時の方
が、ジャックは本気でお尻を叩いてくれるわ。『ミシェ
ル、気持ちが弛んでいるよ。』と言って。彼って、最初
の一打目から手加減しないのよ。」
「じゃあ、あなたは、毎週ジャックにお尻を叩かれるよ
うにと、計画的なわけね。悪い子ね。」
「そうよ。」
ミシェルの悪戯っぽい笑顔に、私は少しあきれてしまい
ました。
「あのね、まり子、私もジャックも健康な人間だから、
勿論、少しはsexに興味はあるわ。でも、私は15歳の今
からセックスに没頭したくないの。そんな時、このお尻
叩きは、二人のために有益なのよ。先ず、ジャックは、
合法的に私のスカートを捲くって私のお尻に触る事がで
きるし、この、私のお尻を叩いている30分間だけだけ
ど、私を支配することができるわけ。私は、ジャックか
ら数学のヒントをもらえるし、お尻を叩かれることで
『私は我侭な女の子なんだ。』と素直な気持ちで自分を
顧みることができるし。私はこの関係を大学に入学する
まで続けようと思うの。ジャックも満足してるみたいだ
から。あのね、ジャックって、白いパンティーを履いた
女の子が好きみたいなの。『女の子は純真であるべ
き。』と思っているのかもね。だから、毎週金曜日の夕
方は、白のビキニパンティーに履き替えて数学のレッス
ンに行くわ。それも、お仕置きの効き目が十分にあるよ
うに生地が薄くて、お尻が少ししか隠れないのにする
の。まり子。どう、私のタクティックスが理解できたか
しら?」
「へー。ミシェル、あなたのタクティックスってすごい
わ。」
私は、『ミシェルって、本当に大学で心理学でも勉強し
たら、すぐにDr-degree(PHD)が取れるんじゃないか
なぁ。』と、彼女の頭の良さに感心してしまいました。