by Crystal
清原瑛子先生の実質的なプライベート・レッスンは、あの厳しいケインのお
仕置きの翌週の金曜日から始まりました。ところで、あのお仕置きの痛みと跡
は、一週間の間私のお尻から消えませんでした。
そのころは、もうすぐで春休みなので学校の授業はありませんでしたが、部活
動は週に3回ほど練習が組まれていました。その硬式テニスのクラブ活動が終
わった時のことです。お仕置きの跡のことをすっかり忘れて、いつもと同じよう
に更衣室でスコートを外し、アンダースコートを脱いでいました。すると、私の
肩越しに、硬式テニス部で一番お嬢様の黒沢綾子が、
「桂子のお母様は、ドイツからいつお戻りになられたの?桂子もお家では籐鞭の
お仕置きだったわよね。何回籐鞭で、打たれたの?それだけお尻を打たれると、
反省するには十分ね。ところで、優等生の桂子は、どんなおいたをしたのかしら
?」
と、私のお尻について、興味本位に矢継ぎ早に質問を浴びせてきます。
こんな綾子のことを、一年生たちは彼女の気品のある容姿に羨望を持って
『綾様』と呼んでいますが、私たち二年生は、彼女が信じられないくらいあわて
もので、高等部二年になった今でも、よくむき出しのお尻をぶたれている事を
知っています。でも彼女の気品は、旧男爵家の血筋から出たものらしくて、何度
恥ずかしいお尻叩きのお仕置きを受けても、その輝きを失う事はありません。そ
んな綾子だから、先生方も綾子へのお仕置きを楽しみにされているようです。綾
子の話しによると、特に、古文の『長老』と言う渾名の伊藤先生は冗談がひど
く、
「古語辞典を忘れては授業になりません。いいですか。お姫様、お尻をお出しな
さい。今日のお仕置きは少し厳しいですけれど、お姫様らしく、堪えなければな
りませんよ。」
と、鞭打ちの前置きをされるそうです。
私は、いつもながらの綾子の質問にあきれながらも、暇だったので少し話しに
乗ってあげる事にしました。
「このお仕置きは、三日前、家庭教師の先生から頂いたの。とっても魅力的な先
生なんだから。綾子になんかに詳しい事は、教えてあげませんからねーだ。」
「ねえねえ桂子。家庭教師って男の先生なのそれとも女の先生なの?それだけで
も教えて。」
「勿論女の先生よ。カッコイイ男の先生だったら、誘惑するのに一生懸命で、本
業の勉強に集中出来なくなるわ。」
「へーえ。桂子はすごいなぁ。お尻を叩かれながら、本当にお勉強なのね。MI
T(マサチューセッツ工科大)を目指している人はやっぱり違いますね。見て、私
もベッドの下に隠して置いた週刊誌をメイドに見つけられ、昨日お母様から籐鞭
のお仕置きを頂いたの。」
と、気品のある容姿からは信じられないけれど、『綾様』は制服のミニスカート
を捲り、白のビキニパンティーを少し下げて白いお尻の鮮やかな赤い鞭跡を見せ
てくれました。一年生がいない時の綾子は、本当に大胆です。私は、自分のロッ
カーのダイヤルキーを回しながら、
「綾子、今日はお互いに、顧問の熊井先生からお仕置きを頂かないようにしよう
ね。」
と言うと、
「わかったわ。あのパドルも効き目があるからね。」
と、お互いに部室の壁に架けてある『テニス部の伝統』を思い出しました。
その時です。顧問の熊井先生が、恐い顔をして更衣室に入って来られまし
た。
「上原、黒沢。すぐに部室に来なさい。」
私たちは、『一年生が何か失敗をしたんだわ。』と、顔を見合わせました。大急
ぎで制服の身支度を整え、熊井先生と一緒に部室に入ってみました。すると、一
年生6人がアンダースコートのお尻を突き出して壁に向かって立たされていまし
た。明らかに、パドルで六打のお仕置きを頂いた後らしく、みんなすすり泣いて
います。熊井先生は、私たちの方を向き、
「このネットの仕舞い方はなんだ。君達は、一年生にどんな事を教えたのか?」
私たちは、いつも先生には口答えはしません。その様に躾られています。
「君達二年生も連帯責任だ。上原、黒沢、二人ともその机の上に手を突いて、お
尻を突き出しなさい。一年生は回れ右。先輩たちの受けるお仕置きをよく見てお
きなさい。一年生も、来月からは二年生だ。次回は、これくらい厳しいお仕置き
にします。」
綾子と私は、元気よく、
「お願いします。」
と、机に手を突き、お仕置きの姿勢を取りました。熊井先生は私たちの制服のミ
ニスカートを背中の方に捲り、私たちの白のビキニパンティーをお尻が出るくら
いに下げました。すると、一年生の誰もが、
「あっ。」
と、声を出しました。私たち二人のお尻に残っている籐鞭の跡を見たからです。
予想していた事ですが、恥ずかしさで顔が赤くなりました。熊井先生は満足そう
に、
「上原や黒沢の様に上流の家庭では、女の子を笞で躾るのは当然な事です。先生
も手加減はしません。さあ、パドル打ち十二回のお仕置きを始めます。黒沢、も
う少しお尻を突き出しなさい。そうそう。二人とも素直でよろしい。では始めま
す。」
「バシッ。」「バシッ。」
「バシッ。」「バシッ。」
「バシッ。」「バシッ。」
「バシッ。」「バシッ。」
綾子と私のお尻に、交互にパドルが当たります。最初の四打は何とか我慢する事
ができましたが、ここが限界です。
「バシッ。」「ああっ。」「バシッ。」「ああん。」
「バシッ。」「ああっ。」「バシッ。」「ああん。」
「バシッ。」「ああっ。」「バシッ。」「ああん。」
「バシッ。」「ああっ。」「バシッ。」「ああん。」
私たちは、無意識にパドルを避けようと、はしたなく左右にお尻を揺らしてしま
います。ちらりと、お仕置きの痛みを眼を閉じて我慢している綾子の横顔を見る
と、なるほど男爵家の気品が漂っています。
「バシッ。」「ごめんなさい。」「バシッ。」「ああん。」
「バシッ。」「ゆるしてください。」「バシッ。」「わーん。」
「バシッ。」「わーん。」「バシッ。」「わーん。」
「バシッ。」「わーん。」「バシッ。」「わーん。」
私たちは、最後までお仕置きの姿勢を崩さなかったものの、十二打目のパドルを
頂いた後は、その場に泣き崩れてしまいました。でも、下級生が見ているので、
すぐに立ち上がりパンティーを上げスカートの裾を直し、熊井先生に、
「ありがとうございました。」
と、お礼を言いました。
いつも思うのですが、お仕置きを受ける事で、余分なエネルギーを消費する事が
でき、健康にも良いのでは?綾子も私も、厳しいパドル打ちがあるから硬式テニ
ス部に入部したのです。この恥ずかしさと痛さは、一度味わうと、病み付きにな
ります。
(続く)